こんにちは、「REGAL WOMEN銀座店」の斎藤です。

  このところ、4月の「Built to Order System受注会」でご注文頂いた靴が続々と店に届き、靴箱を開けるたびに、オーダーならではの意外性に日々驚かされています。もちろん通常の「Built to Order System」(以下BOSと省略)も日々ご注文を受け付けております。


 今日はそんな通常のBOSで気が付いたことについて少々語りたいと思います。


BOSでは、現在23.0cm~28.0cmの11種類のレングス(足長)とD、E、Fの3種類のウィズ(足囲)をご用意しているので、多くの方の足型に対応できるのですが、やはりこの33通りのフィッティングでもカバーできないケースが発生するのです。そんな時にどうするのか? 「BOSでは対応できないので...ごめんなさい」と言ってしまえばそこで終わりなのですが、若干の調整を施すことでBOSの靴を快適に履いていただける場合があります。 最近あった事例を挙げてみましょう。


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  私は、BOSをお試しいただく前に、まずお客様の足長と足囲を計らせていただくのですが、最近特に気になったのが足長のわりに足囲が小さい方が意外に多いことです。そして、そういう方の多くが足長に対して、かなり小さな靴をお履きになっています。どういうことかと申しますと、足囲、つまり親指の付け根から小指の付け根にかけての周囲の寸法が小さく、甲が低い場合、靴の中で足が止まらないので、どんどん前に押し込まれてしまうのです。その結果、どういうことが起きるのか? それは、指先が靴のつま先部に押し込まれて「親指や小指の側面に圧迫を感じる」、また土踏まずの位置があっていないので、「土踏まずの支えが効かない」などの問題が生じ、非常に履きにくさを感じられることになってしまいます。そういった方にBOSをお試しいただく場合、足囲の細いDウィズの木型を用い、足長を十分に取るのですが、それでも対応できない場合は、パッキングという技術を用います。例えば最近BOSでオーダーいただいたあるお客様の場合、靴の完成に合わせて、インソール(中敷)とタンパッド(甲を押さえる革に付ける革製のパーツ)を作りました。これらを使用して、靴のお渡しの際、様々なパッドを組み合わせながらフィッティングを調整していくのですが、このお客様の場合、インソールには厚さ3.0mmの、タンパッドには2.0mmの厚さのものを組み合わせてみました。この状態でしばらく試し履きしていただくと、フィット感は調整前に比べて大分改善され、甲を締める羽根もぴったり閉じていたものが、適度に開きましたので、各パーツを固定しました。 こうして調整した内容はお客様のオーダーシートに記録しておきますので、次回ご注文いただく際にも同じように調整できるのです。このような小さな調整で、履きにくかった靴が履けるようになるケースもあります。既製靴で合う靴がなかなか見つからないというあなた、諦める前にぜひ当店にてBOSをお試しになってみてはいかがでしょうか。

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