こんにちは、工房の田尻です。


今回は、先日、納品が終わりました「H様」とのビスポークのやり取りの中で、改めて感じたことを書きたいと思います。
 

    「H様」とは、2008年末に初めてビスポークシューズのご注文をいただいてから、お付き合いさせていただいておりますが、

既に今回の納品で8足目です!


 「H様」は、いつも納品の際に次の靴のデザインを考えてこられ、私と一緒に具体的にどんな靴にしようか と検討されます。

私は「内羽根ならこんなタイプで・・・」というように、定番的なデザインを提案してしまう傾向があるのですが、「H様」は非常に自由な発想で

「こうやってみたら面白いと思うんですよ」とデザインや革の選定など、いつも新しい刺激を与えて下さいます。


  このように「H様」と一緒に決めた仕様を、今度は私が型紙・製甲を担当する佐々木に伝えて、「これは技術的に厳しい」、

「これはこうやった方がきれいに製甲が上がるのでは」などといろんな意見を二人で出し合います。そうやっていろんな角度から靴を眺めて、

話し合いを重ねながら今回の靴も出来上がったのでした。


   木型も1足目と比べるとだいぶ形が変わっています。セオリーは大事ですが、やっぱり履いて判ることの情報の方が圧倒的に多いですし、

ダイレクトに実感できます。お客様には、そうやって木型を修正することにより得られるビスポークのフィッティングの醍醐味や愉しさを

味わって頂きたいし、その為に自分も日々頑張らなきゃいけないと思います。


今回のお渡しで、改めてそんな気付きが得られたように、感じました。

 

3/11に起きた地震の後、多くのお客様から励ましのご連絡を頂きました。こちらは怪我人もなく無事にやっております。

この場を借りてお礼申し上げます。

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