こんにちは、「REGAL WOMEN銀座店」の斎藤です。暑い日が続いていますが、みなさん夏バテなどしていませんか?さて、突然ですが、今週は黒のストレートチップを取り上げてみたいと思います。


    黒のストレートチップと言えば、フォーマルにも、普段のスーツにもOKな、とても頼りがいのあるデザインであり、中にはドレスシューズはこれしか履かない!という方もいらっしゃると思います。 そんな紳士靴の基本であり、かつ究極のデザインが黒のストレートチップなわけですが、それだけに皆さん自分なりのこだわりが強いようです。自分の足にぴったりと合う「究極の一足」をストイックに捜し求めている求道者のような方もいらっしゃると思いますので、今回は当店で扱っている黒のストレートチップをいろいろとご紹介したいと思います。


 当店で取り扱っているストレートチップは「シェットランドフォックス」で4デザイン、それに「Built to Order System」を入れれば全部で5デザインあります。


 それではまず「シェットランドフォックス」の「アスコット」からご紹介していきましょう。「アスコット」のストレートチップは品番3024、革底とダイナイトソールの二通りの底仕様があります。その中でも当店ではダイナイトソールを使用したものを扱っているわけですが、この「アスコット」は「シェットランドフォックス」の入門編と位置づけられているように、クセのない木型を使用しています。具体的には今時の中庸である、やや長めのラウンドトゥで、ウエストの絞り、カカトのホールド感など、フィッティングについては、それほど極端ではない味付けがなされています。そのため、足に吸い付くようなフィッティングをお望みの方には少々物足りないこともあるかもしれませんが、多くの方に履いていただけるような「懐の深い」フィッティングです。素材は実用性を重視し、繊細過ぎない国産のキップを使用しています。ダイナイトソールを使用したモデルですから普段履きに活躍しそうですね。 


  次にご紹介するのは「インヴァネス」の品番3029です。 この「インヴァネス」は「シェットランドフォックス」の中ではベーシックラインという位置づけで、今の基準から見ればあまり長くないラウンドトゥが非常にオーセンティックなたたずまいを醸し出しています。フィッティングについてはベーシックラインとはいっても比較的タイトな味付けで、コンパクトなカカトのフィッティングに定評があります。素材はフランス アノネイ社の「ボカルー」カーフですから、美しい光沢があります。 

 

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 3番目にご紹介しますのは「ナイツブリッジ」の品番3016。 「シェットランドフォックス」の中では一番モダンな木型を使用したモデルです。薄く、やや長いつま先は若干ポインテッド気味なので、非常にシャープな印象を与えます。フィッティングについてはカカトに内蔵された長めの月型芯が程よい土踏まずのサポートを与えてくれます。最初は少し硬い印象があるかもしれませんが、甲革素材は「インヴァネス」同様、「ボカルー」カーフを使用していますので、履きこむことで気にならなくなると思います。


  そして「シェットランドフォックス」のトリは、やはり、これ「ケンジントン」の品番3013です。上から見た印象は「インヴァネス」に近いですが、横から見ると、独特なつま先の厚みに気がつかれることでしょう。このつま先の「量感」とウエスト、インステップにかけての複雑なラインが「ケンジントン」の最大の魅力だと思うのですが、つま先の厚みゆえ、ボール部には厚みがあります。また、甲を包み込む羽根の部分も高いつくりなので、足の厚みが薄い方は、まず試し履きしてこの木型が合っているか確かめてみて下さい。素材はイタリー イルチア社の「ラディカ」カーフです。この素材については何度も触れましたが、とにかくその水墨画を思わせるムラ感がすばらしいのです。あえてウエスト部のみマッケイ製法で仕上げたこの靴は、既製靴とは思えぬほどエレガントですから、この木型が足に合う方は是非ともハレの場で装う、とっておきの一足として履いていただきたいですね。 


  最後に「Built to Order System」のストレートチップですが、これは個人的には「これこそストレートチップ」と言える正統派のデザインです。つま先は長くも無く、短くも無く、まさに中庸な雰囲気です。また、フィッティングも「シェットランドフォックス」ほどカチッとしていないので、どなたでも違和感無く履けると思いますよ。最大の特徴はなんといってもサイズバリエーションの豊富さです。レングスが23.0cm~28.0cmの11種類、ウィズがD、E、Fと3種類。 それにつま先もラウンドかスクエアを選ぶことができます。また、黒のスムースレザーだけでも、国産キップ、撥水レザー、ウェンハマー社のボックスカーフ、アノネイ社のアニリンカーフと4種類ありますから、どんなストレートチップが欲しいのかというご要望により、様々な組み合わせができます。 

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 黒のストレートチップは、冠婚葬祭という人生の中で大事な場面で時間を共有する靴です。 自分も妹の結婚式に履いて行くために、どんなストレートチップを買おうか迷った記憶があります。そんな「思い出」が染みこむ靴だけに、自分の足に合った、長く履くことができる一足を探したいものです。

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