こんにちは、「REGAL WOMEN銀座店」の斉藤です。

  今週は新作ではないのですが、当たり前すぎて取り上げるのを忘れていた「NORFOLK(ノーフォーク)」についてお話ししたいと思います。


 ノーフォークとは「シェットランドフォックス」の中でもアメリカンクラシックを表現した「NEWENGLAND COLLECTION(ニューイングランド コレクション)」の中核をなす、外羽根プレーントゥ、ロングウイングチップ、チャッカーブーツの3デザインからなるグループです。なぜ、今これらのモデルを取り上げるのか?と問われると答えに窮するのですが、強いてあげれば、今、個人的にアメリカの歴史に関する本を読んでいるからなのです(極めて個人的ですね)。グループ名のノーフォークはアメリカ バージニア州の古い造船所のある都市名から(マサチューセッツなどにもノーフォークという地名があるのですが、バージニアの方が有名ですし、こちらから採ったと思うのです)、ニューイングランドというコレクション名も独立戦争の中核を担ったアメリカ北東部の地方名から来ています(厳密にはバージニアはニューイングランドに入らないのですが・・・)。 バージニアは独立運動では大きな役割を果たしました。アメリカ合衆国初代大統領ジョージ ワシントンが生まれた土地であり、独立宣言の起草者トマス ジェファーソンも生まれ故郷のバージニアをとても愛し、現在世界遺産に認定されているモンティチェロという邸宅を建て、終生そこで過ごしたというアメリカの歴史を語る上では欠かせない土地なのですね。


 とまあ、歴史のお勉強はこれくらいにして本題ですが、今回はこのノーフォークというグループのロングウイングチップに注目してみたいと思います。一見するとREGALの定番ウイングチップ 品番 2235に良く似ておりますが・・・履いてみると全然違います。まずその素材ですが、フランス アノネイ社のカラグレインカーフという非常に柔らかい素材を使用しています。実はこの革、今年の春の「工房九分仕立て受注会」で限定素材としても使用したものだったのですが、この素材で仕立てられた九分仕立てのダブルモンクストラップがサンプルとして出来上がってきた時、足を入れてみて驚きました。 「型押しなのに普通のカーフより柔らかい!」 これは新鮮な発見でした。さらに仕立てについても他の「シェットランドフォックス」同様、内側を長くして内踏まずを下から支える月型芯や踵の底面を丸く凹ませた木型で踵全体を立体的にホールドする構造によって、非常に履きやすくなっています。見た目は昔のままでも、中身は結構進化していたんですね。


 最近アイビー、プレッピーといったアメリカンなファッションが再び注目されていますが、そんな着こなしには是非このロングウイングチップを合わせてみてください。カジュアルシーンならばサドルシューズなんかが気分ですが、ちょっとキレイめなビジネスシーンならロングウイングチップがしっくりくるのではないでしょうか?これから暑くなって上着を脱ぐ機会も多くなると思いますが、そんなとき真っ白なオックスフォードクロスのボタンダウンシャツに細身のニットタイを締めて、ボトムはパイプドステムのトラウザーズ(ここではあえてトラウザーズと呼ぶのが良いと思うのですが)、そして足元にはスコッチグレインレザーのロングウイングチップ。なんのひねりもありませんが、それがいいんです!いっそ潔いくらいのアメリカントラディショナルスタイルでクールビズを楽しんでみてください。

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