こんにちは、REGAL WOMEN 銀座店の斉藤です。

 今週はシェットランドフォックスの新商品を、やろうと思ったのですが...ホント、もう少しだけお待ちください。 3月にはご紹介いたしますので!

 という訳で、気を取り直して、今週は靴のお手入れについて考察したいと思います。 

ところで、今年の2月は例年に比べて雪の降った日が多かったですね。 皆様の靴も結構くたびれていませんか?  先日、ある顧客の方が、履いて来られた靴のお手入れを希望されたので、少しお時間をいただいて目の前でお手入れをさせてもらう機会がありました。その方は、ゴアテックスライニングを内蔵した雨に強い靴(弊社製品)をお履きだったのですが、かなり酷使しているようで、甲革はカサカサという状態でした。それはそうですよね。 ゴアテックスを使用していると言ったって、甲革は天然皮革なんですから。でも、そんな靴こそお手入れのしがいがあるというもの! いつもより少し余分に時間をいただいて、お手入れ開始です。

 まず、シューツリーを入れ、甲のしわを伸ばし、豚毛のブラシでブラッシングです。この際、馬毛のブラシを使用しても構わないのですが、個人的には穴飾りの奥やステッチの段差などにも入り込む、コシのある豚毛のブラシが最適だと思います(コードバン素材には柔らかい馬毛がいいと思いますよ)。次に靴クリームを塗るのですが、この靴の場合、かなり革が乾燥していたので、まず甲革と底の間、それとウェルト部分にも使い古した歯ブラシでクリームをすり込みます。グッドイヤーウェルト製法で作られた靴の場合、ここのお手入れをしっかりしておくと「持ち」に違いが出ます。それと、この時使う靴クリームの色なのですが、黒い靴の時は「黒」、茶色の靴の時にはウェルトの色より濃い「茶」のクリームを使うときれいに仕上がります。


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  次に甲革全体に靴クリームを塗るのですが、Tシャツの切れ端などを指に巻きつけ、ごく少量の靴クリームを小さな円を描くように塗っていきます。その際、カサカサに乾いた茶色の靴に同色(茶色)の靴クリームを塗る場合、革質にもよりますが、一度無色の靴クリームを薄く塗っておいてから、茶色の靴クリームを塗ると、部分的な色むらが出来難くなります。

 そして、次に2度目のブラッシング。豚毛のブラシを使用します。実はこれをしない人が多いのですが、この2度目のブラッシングには余分な靴クリームを除去すると同時に、靴クリームの栄養分を革全体になじませる効果がありますので、必須です。さらに、その後で柔らかい馬毛のブラシを使用して3度目のブラッシングをするとより光沢がでます(これは必須ではありません)。

 その後、靴全体を平織りのシャツ地などで軽く磨いて完成なのですが、この時はお客様の要望でつま先にハイシャインを施しました。ハイシャインはシューポリッシュと水で行うのですが、これはなかなか文面で説明しにくいので、興味のある方はぜひ店頭でお尋ねください。 忙しい時は難しいですが、時間があれば実演いたしますので。

 文字にすると結構な分量ですが、実際にやってみるとそんなに大変ではありませんから、ぜひ皆様も実践してみてください。くたびれてしまった靴でも、驚くほどしっとりとした質感を取り戻し、そんな時「何か良いことをしたなあ」という満足感を味わうことができますから。

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